DIALuxの使い方 ガラス・鏡・乳白アクリルの作り方
DIALuxを使っていると、壁やオブジェクトの材質で、
「ガラス」、「鏡」、「乳白アクリル」が必要になることがあると思います。
材質の設定変更で、それぞれ作成することができます。
以下、作り方を紹介していきます。
ガラスの作り方
ガラス素材は基本形のオブジェクトにあります。
①オブジェクトタブをクリック
②基本形を選択
③プレビューの中から「ガラス板」を選択
④ビューへ挿入(ドラッグする場合は平面図で行ってください)
挿入したガラス板を選択すると、サイズ変更や移動ができます。
ガラス板を選択し、「硝子体」のタブをクリックすると、ガラスの設定が確認できます。
(透過・鏡面効果を変更したい場合は、こちらで修正可能です)
ただし、オブジェクトの「ガラス板」は直方体しか作れません。
多角形などガラスにする場合は、以下の手順で設定します。
ガラスにしたいオブジェクトを作成し、編集リストで変更します。(オブジェクトが同じ直方体ですみません汗)
①「面」タブを選択
②オブジェクトの変更したい面を選択(全面であればすべての面を選択)
③材質のプルダウンを開き「Glass」を選択
この手順でオブジェクトをガラスにすることができます。
鏡の作り方
鏡は、ガラス設定を利用すると楽に作れます。
鏡にしたいオブジェクトを作成後、
①「面」タブを選択
②オブジェクトの変更したい面を選択(全面であればすべての面を選択)
③材質のプルダウンを開き「Glass」を選択
④「反射率50%」、「透過0%」に変更
これで完成です。
乳白アクリルの作り方
乳白アクリルにしたいオブジェクトを作成後、
①「面」タブを選択
②オブジェクトの変更したい面を選択(全面であればすべての面を選択)
③「反射率90%」、「透過3%」、「鏡面効果0%」に変更(%の設定は、お好みで調整してください)
シミュレーションで確認
ガラス、鏡、乳白アクリルに設定したものを、シミュレーションで確認してみます。
雑な設定ですが、中央にガラス・鏡・乳白アクリルの板を並べ、奥は白い空間にダウンライト+女性シルエット+壁面に窓手前はベージュ系の空間にベースライト+男性シルエットを入れてみました。
計算するとこのようなビューになります。
あれ!?何にも見えない!!とがっかりしますが大丈夫です。
光の反射・屈折・映り込みは、計算後に、レイトレースすることで出力できます。
詳しくは
DIALuxでよりリアルなレイトレースを使ってみる
をご覧ください。
レイトレースすると以下のようになります。
結果を確認してみましょう。
ガラス:奥側が見えており、手前のベースライトが反射で映っています。
鏡:反対側が見えず、手前の人や背景が映っています。
乳白アクリル:反対側は、天井についているダウンライトのみ透けて見え、ほわっとした光の広がりが確認できます。
そして、奥の窓(窓のオブジェクトで挿入)も、はじめからガラスの設定になっているので、部屋の中が映りこんでいます。
レイトレースしないと確認できないところが少し厄介ですが、この方法で、それぞれの素材を作ることができます。
以上、ガラス・鏡・乳白アクリルの作り方でした。