DIALuxに「プラグインカタログ」による照明器具データを取込む方法(海外編)
今回は
「プラグインカタログ」による照明器具データの取り込み方法 海外メーカー編
について解説していきます。
目次
海外メーカーのプラグインカタログの特徴
前回、プラグインカタログの概要と、国内メーカーのインストール・活用方法について説明しました。
前回の記事はこちら
国内メーカーの場合、ベース照明やダウンライト、スポットライトなどの器具データは充実しているのですが、ペンダントライトやスタンドライトといったデザイン性のある器具データは少ないです。
HPで製品を検索してもIESファイルがない!というのがほとんどです。
(IESはあっても器具の形状が簡易的な多角形という場合もあります)
それに対し、販売開始から変わらずペンダントライトやスタンドライトを製造している海外メーカーは、製品データがある可能性が高いです。デザイン照明として雑誌などで紹介されている「フロス」や「ルイス・ポールセン」は、プラグインカタログもあるのでそこから製品データを入手できます。
これらの製品を入れる予定でなくても、器具は仮として、
テーブルの上にペンダントライトが点灯している照明シミュレーションを作りたい、リビングや寝室にスタンドライトを置いたときの点灯イメージを作りたい、という時に活用できますので、ぜひインストールしてみてください。
フロスのプラグイン
プラグインのインストール方法
フロス公式サイト https://flos.com/ にアクセスし、右上の「Menu」をクリックします。
「Downloads」をクリック
「Dialux Plug-ins」をクリック
「ZIP」をクリック
すると、ログインまたは新規登録の画面に変わります。Flosの登録をしていない方は、右側にメールアドレス、パスワード、確認用パスワードを入力し、「REDISTER」をクリックします。
続いて、氏名入力と国名を選択、
「I authorize the use of my personal data」にチェックを入れ、「SIGN UP」をクリックします。
確認画面です。内容を確認し、「SAVE」をクリックします。
上部に「Success」と表示されていたら登録完了です。登録したメールアドレスに登録完了のメールが届きますのでご確認ください。
それでは改めまして、DIAlux Plug-insのページを開き、「ZIP」をクリックしてダウンロードします。
ダウンロードが完了したら、ファイルを開き、「FlosCatalogue」を開きます。
セットアップウィザードが立ち上がります。手順に沿って、インストールしてください。
「Finish」をクリックしたら完了です。DIALuxを開いた状態でインストールした場合は、プラグインカタログを反映させるため、一旦DIALuxを閉じて、再度開いてください。
インストールの確認
①「照明器具の選択」→「DIALuxカタログ」
または、
②構成リストの「照明タブ」→「DIALux照明器具カタログ」を開き、
「FLOS S.p.A.」があればインストール完了です。
それぞれクリックすると、プラグインが起動します。
プラグインの起動と器具データの読み込み
先ほどのインストールの確認で表示された「FLOS S.p.A.」をクリックし、プラグインを起動させます。
以下の手順で照明データを取り込みます。
①照明器具のカテゴリーを選択
②検索結果から該当の照明を選択 (選択すると、右下に製品情報が表示されます)
③「add selected luminaire to Project」をクリック
「add selected luminaire to Project」で、起動中のDIALuxのプロジェクトに直接、器具データがインストールされます。プラグインデータが古い場合があるので、はじめにプラグインのデータを更新することをおすすめします。
「UPDATE」のタブをクリックして更新しましょう。(更新完了まで時間がかかる場合があります)
例えば、検索で「Decorative」→「Floor」→「KTRIBE F2 CRO/SOFT」を選び、
プロジェクトへ追加すると、以下のように「プロジェクトタブ」の「使用の照明器具」内へ器具データが入ります。
取り込み完了です。ビューへ入れてみるとこんな感じになります。
ルイス・ポールセンのプラグイン
プラグインのインストール方法
ルイス・ポールセン公式サイト https://www.louispoulsen.com/jp/frontpage/
にアクセスし、右上の「ダウンロード」をクリックします。
「DIALux」を選び、「検索」をクリック
下にDIALux Pluginのダウンロードが現れるので、一番下の「ダウンロード」をクリック
ダウンロードが完了したら、ファイルを開き、「LouisPoulsenCatalogue」を開きます。
セットアップウィザードが立ち上がります。手順に沿って、インストールしてください。
「Finish」をクリックしたら完了です。DIALuxを開いた状態でインストールした場合は、プラグインカタログを反映させるため、一旦DIALuxを閉じて、再度開いてください。
インストールの確認
①「照明器具の選択」→「DIALuxカタログ」
または、
②構成リストの「照明タブ」→「DIALux照明器具カタログ」を開き、「Louis Poulsen」があればインストール完了です。
それぞれクリックすると、プラグインが起動します。
プラグインの起動と器具データの読み込み
先ほどのインストールの確認で表示された「Louis Poulsen」をクリックし、プラグインを移動させます。
例として、名作ペンダント「PH5」をDIALuxに入れてみます。①照明器具のカテゴリーを選択
右下の「Update」でプラグインの更新ができます。インストール後はデータが古い場合があるので、はじめにプラグインのデータを更新することをおすすめします。(更新完了まで時間がかかる場合があります)
②照明器具のシリーズを選択
③一覧から該当の製品を選択し、④「Add to DIALux project」をクリック
DIALuxプロジェクトへ追加が完了すると、器具データが「プロジェクトタブ」の「使用の照明器具」内に入ります。
これで器具データの取り込みは完了です。ビューへ入れるとこんな感じになります。
器具本体のみでコードがない状態ですね。
そこで、天井から器具の上まで直線の棒を付け加えるといい感じになります。
らしくなりました!
まとめ
今回は以上になります。他のメーカーも、「メーカーHPページにアクセス → DIALuxプラグインのページからダウンロード」でインストールできます。
ぜひプラグインを活用して、照明シミュレーションを作ってみてください。