面配置など一括で照明配灯する時の注意点
DIALuxには、照明を一括で均等に配灯できるツールがあります。
線配置:一直線上に均等配灯
面配置:指定した面積の中で均等配灯
円配置:照明を円形に配置
例えば面配置を選択すると、その面積の中に何灯配列するか指定することができます。
範囲や数を入力したら「挿入」をクリック
すると、一括で均等配灯されます。
3Dビューで見るとこのような感じです。
しかし、今回のような多角形の部屋の全面に均等配灯すると、一部の照明が外にはみ出てしまいます。
左側のプロジェクトマネジャを見ますと、
照明器具フォルダ:面配置(部屋の中にある照明)
部屋の外のオブジェクト:面配置(部屋の外にある照明)
の2つにわかれています。
もし照明が部屋の外に挿入された場合、プロジェクトマネジャで「部屋の外のオブジェクト」のフォルダが作成され、そこのカテゴリーに入ります。(オブジェクトの場合も同じです)
「挿入したのに、どこにいったんだろう…」と見失ってしまった場合、このフォルダができていないか確認してみましょう。
部屋の中は16灯ですが、DIALux上では20灯配灯されていることになっています。しかし、面配置はグループ登録された照明なので、一つ一つ個別に移動や削除をすることができません。この場合、面配置を解除することで、個別の変更ができるようになります。
外にはみ出た照明だけを削除したい場合は、面配置を解除しましょう。
面配置の解除
「面配置」を右クリック→「分割」を選択
分割すると、面配置が「照明器具配置」=個別照明になります。
個別照明になったら、部屋の外にある照明を削除しましょう。
これで、きれいに収まりました。
なお、部屋の外にはみ出た照明があってもなくても、照明シミュレーションの結果は同じです。
しかし、外にはみ出た照明やオブジェクトがあると、シミュレーションの計算に時間がかかったり、重くなったりする場合がありますので、お気を付けください。
DIALuxの作成中「部屋の外にあるオブジェクト」フォルダができているかどうかを随時チェックされることをおすすめします。
今回、一括で照明配置する時の注意点をお伝えしましたが、面配置や円配置の使い方は、DIALux基礎講座で詳しく紹介しております。詳しく学びたい方はこちら。
以上「面配置など一括で照明配灯する時の注意点」でした。