これだけは知っておきたい。DIAluxで使う用語

今回は、DIALuxで使う用語とその設定方法について紹介します。
ここにピックアップしたものは、照明計画に関することですので、
照明シミュレーションをするならぜひ知ってほしい内容です。
順に紹介していきます。




反射率とは

部屋の面やオブジェクトの面のタブを選択すると、「反射率」という項目があります。

 

反射率とは、光が天井・壁・床や物に当たった時に反射する量の比率です。材質や色によって反射率は変わります。

光の反射量よって、空間の明るさは変わりますので、シミュレーションをする際には、反射率の設定を必ず確認しましょう。

 

 

天井と壁の反射率を変えて、シミュレーションしてみました。部屋の面積・設置照明は同じですが、反射率の高い左側の方が明るく感じますね。
このように反射率が違うと、結果に差が出ますのでお気をつけください。

 

各素材の反射率はこちらをご参考ください。

 

 

 

保守率とは

保守率とは、光源の経年変化やほこり等の埋積の汚れにより光束が減少するため、これを予め見込んでおく係数のことをいいます。

保守率=光源の設計光束維持率×照明器具の設計光束維持率(汚れによる低下分)

 

構成リストで「部屋」を選択し、「保守計画方法」のタブをクリックすると、保守率が入力できます。
デフォルトは0.8の設定になっています。
DIALuxの参考値として「非常に清潔な部屋、年間使用期間が短い」は0.8、一番下の「屋内または屋外設置、強度の汚れ」は0.5となっています。

照明を取り付けて何年か経つと、設置当初より明るさは多少下がりますので、それを加味する場合はこちらで設定をしましょう。
通常であれば、0.8のままでOKです。

 

作業面とは

作業面とは、勉強や事務をする机、食事や会議をするテーブル、キッチンでの調理台など、作業する時に使う面のことをいいます。

照度は、床や壁などの「建物の面」だけでなく、「作業する面」のチェックも欠かせません。

椅子やソファに座った時の手元の高さや、キッチンやお店のカウンターで立っている時の手元の高さなど、人が何かをする時に見るところの照度を確認したい場合は、作業面の設定をしましょう。

 

構成リストの「部屋」の階層にある「作業面」を選択すると、作業面の高さを設定できます。

例) 高さ750mmの机上面を測りたいのであれば、高さに「0.75」と入力します。

 

 

 

部屋のコーナーとは

作業面の設定は、上記「作業面とは」で紹介した「高さ」と「部屋のコーナー」があります。部屋のコーナーとは、作業面において壁面沿いの照度結果を出力しないよう範囲設定する項目です。

 

 

 

シミュレーション結果の中で平均照度の項目がありますが、作業面において、壁の隅から隅まで平均を出す必要がない場合は、ここに数値を入力した分、壁面沿いからカットできます。

作業面等高線を比較してみました。右図のように部屋のコーナーをカットすることで、平均照度と最小照度が変わります。

 

POV-Rayとは

ROV-Ray(Persistance of Vision Ray Tracer)とは、写真のようにリアルな3D画像を作り出すレンダリングソフトで、光の影や透明感などを美しく表現します。POV-Rayソフトを起動しての作成は、テキスト入力で行いますが、DIALuxで作成したものはその手間を省いてすぐにレンダリングが実行できます。

計算後、3Dビューを表示させると、POV-Rayが実行できるようになります。
(※POV-Ray v3.6がインストールされている場合)

しかしPOV-Rayは「距離による光の減衰は無し」が既定値となっているため、残念ながら照明シミュレーションには向いていません。

例としてDIALuxで作成した部屋を3Dビュー、レイトレース、POV-Rayで検証してみました。

3Dビューよりきめ細かい表現になっているレイトレースに対し、POV-Rayは何だか別物のようです・・・。
(色々と突っ込みどころ満載ですが、テーブルの下に影が全く無いことが超致命的です)

 

 

POV-Rayを実行する際に、上記のポップアップが現れます。
ここで各種設定ができるのですが、レイトレースのようにするには難しいです。

このように照明シミュレーションには不向きなPOV-Rayですが、窓の側面に見える壁の厚みや、フローリングの反射など、細かいところをしっかり表現してくれる素晴らしいフリーソフトなのです。

以上、「これだけは知っておきたい。DIAluxで使う用語」でした。

 

 

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