DIALuxで照明器具を作る方法

「IESデータ」とは、照明器具の配光データ=「光源のみのデータ」です。

それをDIALuxに挿入して照明シミュレーションを行いますが、“IESデータだけ”だと、照明器具っぽく見えない場合があります。

 

例えば、以下のような屋外用フットスタンドのIESデータをDIALuxに挿入すると、

 

ポツンと光源の部分だけが入ります。

 

これで照明シミュレーションをすると、宙に浮いたような感じになってしまいます。

 

光の広がりや照度の検証用としてDIALuxで照明シミュレーションするのであれば、上図のように器具のボディ部分はあっても無くても良いですが、器具が設置されているイメージ(今回の場合ならフットスタンドが地面に設置されているイメージ)もシミュレーションで表現したい場合は、DIALuxで自作しましょう。

 

[ポール部分を自作する]
器具寸法に合わせた円柱のオブジェクトを挿入します。

 

そのオブジェクトをIESデータに合わせ、一体になったら照明シミュレーションをしましょう。

 

完成!フットスタンドらしくなりました。

 

このように、DIALuxのオブジェクトを作成し、IESデータと重ね合わせることで、単なる光源だけから照明器具らしくすることができます。

 

今回、紹介したフットスタンドの作成の他にも、

〇 スタンドライト → スタンド&台座を作成
〇 ペンダントライト → 天井から器具まで釣り下がったコードを作成
〇 アームのついたスポットライト → アームと取付面を作成

といったように、光源だけでは物足りないという場合は、自分で作ってみると良くなりますよ。

 

なお、『DIALux照明シミュレーション基礎講座』では、この「DIALuxで照明器具を作る方法」の応用編として、照明器具の図面を元に器具を自作し、IESデータを挿入して、照明シミュレーションを行う方法を紹介しています。
シミュレーション結果をイメージアップさせたい方は、ぜひ講座をチェックしてみてください。

『DIALux照明シミュレーション基礎講座』

 

以上、「DIALuxで照明器具を作る方法」でした。

 

 

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