DIALuxの使い方 「選択フィルタ」
DIALuxのツールバーに、「選択フィルタ」があります。
選択フィルタとは、選択ツール の使用時、対象の項目を「選択可」/「選択不可」に設定できるツールです。
使用方法としては、
[例1]照明やオブジェクトの配置が複雑で、違うものが選択されてしまう
[例2]面配置した照明を分解せず、一部だけ回転させたい
という時に使うと便利です。
以下、その方法を紹介します。
[例1]照明やオブジェクトの配置が複雑で、違うものが選択されてしまう
照明を選択しようと思ったら、オブジェクトが選択されてしまった。またはその逆パターンを経験されたことはあるのではないでしょうか?造作が細かくなると、選択が難しくなります。
そんな時は「選択フィルタ」で選択制限をしましょう。
「照明は選択可、オブジェクトは選択不可」にする場合
「照明は選択不可、オブジェクトは選択可」にする場合
これで、照明とオブジェクトが重なっていても、どちらかのみ確実に選択できるようになります!
[例2]面配置した照明を分解せず、一部だけ回転させたい
照明を「面配置」で挿入した場合、一つの照明器具を選択しようとしても、すべて選択されてしまいます。個別に変更したい場合は、「面配置を右クリック→分解」を選択するとできますが、個別照明としてバラバラになってしまいます。
しかし、「照明の向きを回転させる」だけなら、面配置のまま可能です。
選択フィルタの一番左にある「照明器具配置」をOFF
その隣の「個別照明」をON
にすると、面配置の照明が個別に選択できます。
あとは、
プロジェクトマネジャの「回転」タブを選択し、数値入力
または、ビューで回転ハンドルを動かすと回転ができます。
選択のON/OFFは他にもあります!
照明やオブジェクトの他に、「部屋の面と部屋エレメント」「窓・ドア・計算面」「計算点」「補助線」も選択のON/OFFができます。
選択したくない項目は、それぞれチェックを外して、誤選択・誤移動を防ぎましょう。
以上、「選択フィルタ」の使い方でした。