DIALux evo 14 がリリースされました
DIALux evo 14がリリースされました(最新パッチ:2026年4月27日公開
今回のアップデートは、従来のIFCベースの改善を中心としたバージョン13系から一歩進み、「Revitとの連携」と「計算の高速化」を前面に押し出した内容となっています。
以下に、既存ユーザーの皆様が実務で活用できる主な新機能と注意点をまとめます。
目次
1. 部屋ごとの個別計算(Room-by-room calculation)による高速化
これまでのようにプロジェクト全体を一度に計算するのではなく、部屋や空間を独立して計算できる新機能が導入されました。
- メリット: 数百の照明器具を含む大規模なプロジェクトでも、特定の部屋だけを個別に、あるいは段階的に計算・修正できます。これにより、プロジェクト全体を再計算する際の待ち時間や作業の中断が解消されます。
- 操作性: 計算設定から直接有効にできるほか、CADビューやプロジェクトツリー上で右クリックして特定の部屋を選択することも可能です。
- 進捗確認: 結果モニターに新しいステータスアイコンが表示され、計算結果が「最新」「保留中」「古い(再計算が必要)」かが一目でわかります。
- 費用: この機能は無料版のDIALux evo 14でも利用可能です。
2. Scope Box ビューによる視認性の向上
BIMモデルでは、ケーブルや天井などの設備が部屋の境界を越えて表示され、ビューが煩雑になることがありました。
- 機能: 新しい「Scope Box ビュー」を有効にすると、部屋の中に実際に存在するジオメトリのみが表示され、範囲外の要素は自動的に非表示になります。
- 設定: デフォルトで有効になっていますが、必要に応じてプログラム設定から調整可能です。
3. Revit との連携強化(DIALux Bridge for Revit)
BIMベースの設計フローを強化するため、Autodesk Revitとの双方向ワークフローが導入されました。
- 連携内容: Revitで配置済みの照明器具をプレースホルダーとしてDIALuxに読み込み、後から光学データを割り当てて実器具に置き換えることができます。
- 注意点: 本来本バージョンでリリース予定だった専用プラグイン「DIALux Bridge for Revit」は、最終テストで問題が確認されたため、安定性を優先してリリースが延期されています。現在は、IFCを介したモデル交換を中心としたワークフローが案内されています。
4. 既存プロジェクト移行時の注意点
- 再計算の必要性: evo 14にアップデートした後、既存のプロジェクトファイルを読み込むと、改めて再計算が必要になる場合があります。
- 設計フローの変化: 前バージョン(evo 13)が精度の底上げや操作性向上に焦点を当てていたのに対し、今回のDIALux evo 14は建築側(Revit等)とのデータ受け渡しと運用効率の向上を重視しています。
