DIALux evo の照明グループと照明シーン
照明グループとは
照明グループとは、 複数の照明器具をまとめて操作するための単位です。
現実の建物では、 同じスイッチや同じ回路につながっている照明があります。
DIALux evo の照明グループは、 その状態をソフト上で再現したものです。
照明グループに設定された照明器具は、 必ず 同時に点灯・消灯 します。 個別に操作することはできません。
照明グループの具体例
例えば、ある空間では次のように分けることができます。
グループA、グループB、グループC、グループD
これらは、それぞれ別のスイッチで操作される想定です。
このように、 役割や配置が異なる照明ごとにグループを分けることが、 照明計画の基本となります。
照明シーンとは
照明シーンとは、 照明グループの点灯状態を組み合わせたものです。
「どの照明グループを点灯させ、どれを消灯するか」 その状態をひとつにまとめたものが照明シーンです。
照明シーン自体は、 照明器具を直接操作するものではありません。 あくまで、照明グループの組み合わせを管理します。
照明シーンの例
先ほどの照明グループを使うと、 次のような照明シーンを作ることができます。
シーン1:全体照明
グループA:点灯
グループB:点灯
グループC:点灯
グループD:点灯
空間全体を明るく使いたいときのシーン
シーン2:くつろぎ
グループA:消灯
グループB:点灯
グループC:点灯
グループD:消灯
明るさを抑え、 落ち着いた雰囲気をつくるシーン
シーン3:ナイトシーン
グループA:消灯
グループB:消灯
グループC:点灯(調光50%)
グループD:消灯
夜間や就寝前を想定した、 最低限の明るさのシーンです。

照明グループと照明シーン
照明グループと照明シーンの関係
照明グループと照明シーンは、 役割がはっきりと分かれています。
照明グループ:操作・制御の単位(スイッチ・回路)
照明シーン:状態の組み合わせ(使い方)
照明グループがなければ、 照明シーンを作ることはできません。
そのため、 照明グループを先に設計し、その後に照明シーンを設定する という順番が重要です。
よくある注意点
すべての照明を、 ひとつの照明グループにまとめてしまうと、シーンが1つしか作れないのでシーンを切り替えできない。
照明グループは、 最低でも2つ以上に分けることを意識しましょう。
まとめ
照明グループは、 照明を操作するための「スイッチ」です。
照明シーンは、 そのスイッチをどう使うかという「使い方」です。
この関係を理解することで、 DIALux evo での照明計画が、 より現実的で説得力のあるものになります。
