部屋が劇的に変わる!照明デザインの意外な5つの真実

 

 

部屋をおしゃれにしたいのに「何か足りない」と感じる理由

「家具をそろえても、壁の色を工夫しても、なぜかおしゃれにならない」
「インテリアにこだわったはずなのに、居心地がよくない」

その違和感の正体は、意外にも 照明デザインにあります。

照明はただ部屋を明るくするためのものではありません。
空間の雰囲気をつくり、機能性を高め、さらには私たちの健康や気分にまで影響を与える、住まいづくりの最重要ポイントです。

この記事では、私・影山真が、住宅照明の現場で培ってきた経験から、部屋を劇的に変える5つの照明の真実をお伝えします。


1. 「光はあなたの気分を左右するパートナー」

照明というと「おしゃれなインテリアの一部」というイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし実際には、光は私たちの心と体に密接に関わり、気分や健康にまで影響を与える存在です。

  • 日中の明るい光 → セロトニン分泌を促し、気分を前向きにする

  • 夜に強い光 → 睡眠ホルモンのメラトニンを妨げ、眠りの質を下げる

  • ブルーライト → 寝付きの悪化や体内時計の乱れの原因に

つまり光は、ただの「明かり」ではなく、毎日あなたの気分や暮らしを支えてくれるパートナーなのです。


2. 部屋をおしゃれに見せる「3層の光」

多くの家庭にある「シーリングライト1灯」では、部屋が単調になってしまいます。

プロが実践するのは、ライト・レイヤリング(光の3層構成)です。

  • アンビエント照明:部屋全体を明るくする基盤の光
  • タスク照明:料理や読書など作業をサポートする光
  • アクセント照明:アートや観葉植物を引き立てる光

これらを組み合わせることで、部屋は立体的に見え、メリハリが生まれます。
「なんだか垢抜けない」という悩みも、光を3層で使い分けるだけで解決することが多いのです。


3. 明るさは「なんとなく」ではなく「計算」する

「ちょうどいい明るさ」は感覚ではなく、ルーメン(光の量)やルクス(照度)で客観的に計算できます。

  • リビング:150〜300ルクス
  • ダイニング:200〜300ルクス
  • 読書スペース:500ルクス前後

この基準を知って照明を選ぶだけで、「暗すぎる」「まぶしい」といった失敗は大きく減ります。
照明はセンスではなく、科学的に最適化できるデザインなのです。


4. 光の色温度(ケルビン値)が部屋の雰囲気を決める

照明には「色温度」があり、これが空間の印象を大きく左右します。

  • 2700〜3000K(暖色系):リビング・寝室向き。リラックス感を演出。
  • 4000〜6500K(白色・昼光色系):書斎やキッチンに最適。集中力アップ。

電球を交換するだけで部屋の雰囲気は一変します。
インテリアを動かさずに空間を劇的に変える方法として、最も手軽で効果的です。


5. 最高の照明は「自然光」

どんな高級な照明器具も、太陽の光にはかないません。

  • 健康面:ビタミンD生成や気分改善
  • 経済面:電気代の節約
  • 美観面:柔らかく心地よい雰囲気

窓の向きや配置を工夫することで、自然光を最大限に取り入れる「デイライティング」は、サステナブルで快適な暮らしに欠かせません。


まとめ:光は暮らしを共に歩むパートナー

照明は、単なるインテリアの脇役ではありません。
それは、健康・空間・気分・生活を支える 大切なパートナー です。

まずは小さな一歩から始めてみましょう。
読書灯の電球を変えてみる、間接照明をひとつ取り入れてみる。
その瞬間から、部屋は“物語を語る空間”へと変わり始めます。

最後に改めて問いかけます。
「あなたの部屋の照明は、今どんなメッセージを届けていますか?」


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